健康のカギは腸内環境にあった!(1)
腸をきれいにして身体をスッキリ、リフレッシュ
「第二の脳」と呼ばれるほど、実は多様な働きを担っている人間の腸。私たちの健康を支えてくれる腸の働きを見直して、腸内環境をよりよく整えていきましょう!
~体内で最大の免疫器官は腸~
私たちの腸は単に食べ物の消化や吸収を行うだけでなく、さまざまな役割を担ってきました。
人間の腸は長さ7m、表面積はテニスコート1面分ほどあり、腸内の共生細菌は約100種類以上で100兆個、重さは1kgにも及びます。
腸管は神経細胞で囲まれているので、脳からの指令を受けずに、自らぜん運動を繰り返しています。腸内には病気への抵抗力となるリンパ球が全身の60%以上集まり、抗体の60パーセントが腸管でつくられています。腸でつくられた免疫の細胞や抗体は、目や鼻、口などにも送られるため、腸の具合が悪くなると、それらの免疫機能も落ちてしまうのです。
このように腸は私たちの体内で最大の免疫器官だといえるでしょう。
そもそも免疫力とは体内に入ってきた病原細菌やウイルスを撃退する力のこと。
病原細菌やウイルスは口から入って腸に達するため、それから防御するべく、免疫系が腸に集中しているのです。
ちなみに腸内のよい共生細菌が減ると腸内の免疫系が異常をきたして、アレルギーを起こしやすい免疫細胞が増えてしまいます。
平成4年から6年に実施された厚生科学研究の全国調査「アレルギー疾患の免疫的研究」によると、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎など何らかのアレルギー疾患を持つ人は、幼児39%成人29%にも上がりました。これは国民の約3人にひとりがアレルギーを持っているという結果です。
バランスを欠いた食生活や加齢、ストレスなどが加わると腸内でよい働きをする共生細菌が減って、害を及ぼす共生細菌が増えてくると、腸管の免疫機能の低下を招きます。腸内環境が悪くなって免疫力が落ちると、病原細菌やウイルス、体内で日々生まれているがん細胞を撃退できず、感染症やがんなどにもかかりやすくなります。
昨今、大腸がんを患う人が増え続けているのも気になるところです。他にも腸内に活性酸素や有害物質が増えることで、老化や肌荒れのもとになるのです。

腸内の環境をよくすれば、身体全体の調子がよくなるはずです。今日から意識してみましょう。
腸内健康度のチェック
・肌荒れや吹き出物に悩まされている
・お肉大好き。甘いものはもっと好き!
・朝食は食べない。またはよく抜く。
・便が3日以上出ないことがよくある。
・週に4回以上外食をする。
・生活が不規則でストレスが多い。
・ほとんど運動をしていない。
・寝つきが悪く、寝不足気味である。
・便またはおならのニオイがきつい。
・便秘と下痢を繰り返すことが多い。
0~2個は腸の調子は良好。
3~5個は要注意。
6個以上は不良。
特に8~10個は危険な状態です。
生活を見直して本来の腸の働きを取り戻しましょう。
参考資料
「りぷる」
上野川修一(かみのがわ しゅういち)
1942年東京生まれ。東京大学農学系大学院農芸化学専攻修了。農学博士。
現在は、日本大学生物質資源科学部教授、東京大学名誉教授。
主な著書に「免疫と腸内細菌」がある。
「第二の脳」と呼ばれるほど、実は多様な働きを担っている人間の腸。私たちの健康を支えてくれる腸の働きを見直して、腸内環境をよりよく整えていきましょう!
~体内で最大の免疫器官は腸~
私たちの腸は単に食べ物の消化や吸収を行うだけでなく、さまざまな役割を担ってきました。
人間の腸は長さ7m、表面積はテニスコート1面分ほどあり、腸内の共生細菌は約100種類以上で100兆個、重さは1kgにも及びます。
腸管は神経細胞で囲まれているので、脳からの指令を受けずに、自らぜん運動を繰り返しています。腸内には病気への抵抗力となるリンパ球が全身の60%以上集まり、抗体の60パーセントが腸管でつくられています。腸でつくられた免疫の細胞や抗体は、目や鼻、口などにも送られるため、腸の具合が悪くなると、それらの免疫機能も落ちてしまうのです。
このように腸は私たちの体内で最大の免疫器官だといえるでしょう。
そもそも免疫力とは体内に入ってきた病原細菌やウイルスを撃退する力のこと。
病原細菌やウイルスは口から入って腸に達するため、それから防御するべく、免疫系が腸に集中しているのです。
ちなみに腸内のよい共生細菌が減ると腸内の免疫系が異常をきたして、アレルギーを起こしやすい免疫細胞が増えてしまいます。
平成4年から6年に実施された厚生科学研究の全国調査「アレルギー疾患の免疫的研究」によると、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎など何らかのアレルギー疾患を持つ人は、幼児39%成人29%にも上がりました。これは国民の約3人にひとりがアレルギーを持っているという結果です。
バランスを欠いた食生活や加齢、ストレスなどが加わると腸内でよい働きをする共生細菌が減って、害を及ぼす共生細菌が増えてくると、腸管の免疫機能の低下を招きます。腸内環境が悪くなって免疫力が落ちると、病原細菌やウイルス、体内で日々生まれているがん細胞を撃退できず、感染症やがんなどにもかかりやすくなります。
昨今、大腸がんを患う人が増え続けているのも気になるところです。他にも腸内に活性酸素や有害物質が増えることで、老化や肌荒れのもとになるのです。

腸内の環境をよくすれば、身体全体の調子がよくなるはずです。今日から意識してみましょう。
腸内健康度のチェック
・肌荒れや吹き出物に悩まされている
・お肉大好き。甘いものはもっと好き!
・朝食は食べない。またはよく抜く。
・便が3日以上出ないことがよくある。
・週に4回以上外食をする。
・生活が不規則でストレスが多い。
・ほとんど運動をしていない。
・寝つきが悪く、寝不足気味である。
・便またはおならのニオイがきつい。
・便秘と下痢を繰り返すことが多い。
0~2個は腸の調子は良好。
3~5個は要注意。
6個以上は不良。
特に8~10個は危険な状態です。
生活を見直して本来の腸の働きを取り戻しましょう。
参考資料
「りぷる」
上野川修一(かみのがわ しゅういち)
1942年東京生まれ。東京大学農学系大学院農芸化学専攻修了。農学博士。
現在は、日本大学生物質資源科学部教授、東京大学名誉教授。
主な著書に「免疫と腸内細菌」がある。






